世田谷駒沢・桜新町の駒沢どうぶつ病院の、症例ブログ記事です。

近年、ペットの高齢化によって10歳以上の『シニア期』と呼ばれる動物たちに

普段と違う行動が現れることがあります。

例えば

・トイレを違う場所でするようになった

・寝ている時間が増えた(昼夜逆転が多くなった)

・夜鳴きをするようになった

・攻撃性が出てきた

・歩く際にふらつく、よく転ぶようになった

など、様々な行動の変化が徐々に発現するようになります。

これらは勿論、加齢による老いもありますが、

人の認知症(認知機能不全症候群)と同様の病気の場合もあります。

症例：見当識障害、時間認識障害、学習していたことの忘却　等…

今まで家族の愛情を一心に受けて生活してきた動物たちがこのようになり、

困って相談を受ける場合が最近増えてきました。とても悲しいことですね。

このような場合に、人の認知症でも処方される“フェルラ酸”を含む動物用サプリメントを処方したところ、

かなり改善した！という例が多くいらっしゃいました。

『サプリメント』と言っても、人の認知症に使用しているものの応用で

基礎研究・臨床研究を重ね、大学でも治験・使用されていたものです。

当院で処方した子たちは

・顔つきがはっきりした

・足取りがしっかりした

・夜中に起きての徘徊、夜鳴きが減り、夜に眠れるようになった

などの症状改善の報告をいただいております。

もちろんサプリだけでなく、ご家族の皆様の懸命な介護もあります。

下記にてチェック表を掲載しておりますので、

お時間がある時に試してみてください。

→認知症チェック表

先日サプリメント使用後、お悩みが改善された症例の取材を受けました
＊1月28日：産経新聞　web版
＊1月30日：産経新聞　紙面　　　

にて掲載されますので、是非ご覧になってみてください。

院長　田部　久雄