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気温が高い日、極端に低い日と続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすい時期ではありますので気を引き締めて生活していきたいものです!
今年最初の症例ブログの投稿となりますが
今回は鶏の骨を飲んでしまい、胃切開術を行ったワンちゃんの症例をご紹介したいと思います。
前日の夜、鶏の骨を口にしているのを見かけ、慌てて取ろうとしたところ
取られないように、と飲み込んでしまったそうです。
その後すぐは体調の変化も見られず、しばらく様子を見ていたところ
次の日の朝から嘔吐、嗚咽の症状が出始めたため来院。
一度確認のためにまずレントゲンを撮ってみると
胃の中に縦に引っ掛かっている骨の影が確認されました。
丸で囲っている白い縦長のものになります。レントゲンでみる限りでもかなりの大物…
鶏の骨は縦に割れるのが特徴的で、
今回この写真を見る限りでも辺縁が鋭角に欠け、刺さっているようにも見えます。
誤食の場合は催吐処置、開腹手術の2パターンがありますが
今回の場合は縦に引っ掛かってしまっている状態なので吐かせる処置は厳しいと判断し、
緊急で開腹・胃切開術を行いました。
幸いにも無事に摘出に成功し、後日元気に退院をしてその後の経過も良好でした。
レントゲンで見た通り、かなり鋭く欠けた骨が出てきました…!刺さってしまったらと思うと…怖いですね
摘出した骨は約7㎝となかなかに長い骨でした
また、別の日にも
ワンちゃんが手羽先の骨を食べてしまった、とのことで来院がありましたが
その子は自ら骨の細かくなったものを吐いたそうです。
しかし、吐いたものの中に血が混じっていたとのことで念のため治療後半日お預かりし様子を見ていましたが
元気に帰っていきました。
このように細かく砕いて食べていたとしても、
嘔吐の際に食道を傷つけてしまい、出血のきっかけになる可能性も十分に高いのです。
勿論、鶏の骨だけではなく
わんちゃん、ねこちゃんが食べてはいけない物や
普段からの生活での異物等の誤食は気を付けましょう。
また、過去のブログでは開腹手術を行い腸切開をした症例や催吐処置で出てきたものも
ご紹介させていただいておりますので、是非ご一読いただければと思います。
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気温が高い日、極端に低い日と続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすい時期ではありますので気を引き締めて生活していきたいものです!
今年最初の症例ブログの投稿となりますが
今回は鶏の骨を飲んでしまい、胃切開術を行ったワンちゃんの症例をご紹介したいと思います。
症例紹介
前日の夜、鶏の骨を口にしているのを見かけ、慌てて取ろうとしたところ
取られないように、と飲み込んでしまったそうです。
その後すぐは体調の変化も見られず、しばらく様子を見ていたところ
次の日の朝から嘔吐、嗚咽の症状が出始めたため来院。
一度確認のためにまずレントゲンを撮ってみると
胃の中に縦に引っ掛かっている骨の影が確認されました。
丸で囲っている白い縦長のものになります。レントゲンでみる限りでもかなりの大物…
鶏の骨は縦に割れるのが特徴的で、
今回この写真を見る限りでも辺縁が鋭角に欠け、刺さっているようにも見えます。
誤食の場合は催吐処置、開腹手術の2パターンがありますが
今回の場合は縦に引っ掛かってしまっている状態なので吐かせる処置は厳しいと判断し、
緊急で開腹・胃切開術を行いました。
幸いにも無事に摘出に成功し、後日元気に退院をしてその後の経過も良好でした。
レントゲンで見た通り、かなり鋭く欠けた骨が出てきました…!刺さってしまったらと思うと…怖いですね
摘出した骨は約7㎝となかなかに長い骨でした
また、別の日にも
ワンちゃんが手羽先の骨を食べてしまった、とのことで来院がありましたが
その子は自ら骨の細かくなったものを吐いたそうです。
しかし、吐いたものの中に血が混じっていたとのことで念のため治療後半日お預かりし様子を見ていましたが
元気に帰っていきました。
このように細かく砕いて食べていたとしても、
嘔吐の際に食道を傷つけてしまい、出血のきっかけになる可能性も十分に高いのです。
勿論、鶏の骨だけではなく
わんちゃん、ねこちゃんが食べてはいけない物や
普段からの生活での異物等の誤食は気を付けましょう。
また、過去のブログでは開腹手術を行い腸切開をした症例や催吐処置で出てきたものも
ご紹介させていただいておりますので、是非ご一読いただければと思います。